知的枠組み

「frame of refference」のことです。参照される記憶範囲とでも言いましょうか。機械翻訳がうまくいかない原因は、このframe of refferenceの量がコンピュータに比べ、圧倒的に人間の方が大きいのです。コンピュータは現実世界を認識していません。人間は現実世界に生き、一つの単語でも瞬時に、その単語に関するイメージが湧いてきます。どんなにコンピュータが発達しても「言葉」を理解できる機械はできないのではないかと悲観的になっています。